国際的に活躍できるビジネスをするというのは、すごく夢がある話ですよね。
私は小学生低学年から歯医者に通い、虫歯の治療を受けてきました。 学校の定期歯科検診ではほぼ毎回引っかかっていました。 予約がいっぱいで取れない場合や、緊急に処置が必要な時以外は35年以上同じ歯科医にお世話になっており、一番信頼が置ける先生でした。 大人になり、30代で渡米しました。 アメリカでの健康保険システムは日本よりも複雑で、自分で全て決めて保険を購入しなければなりません。 その上、種類も多く制限も多い、最悪な事にはより良い医療を受けるためには多額の保険料を払い続けなければいけません。 私にはお金の余裕がないため、アメリカでは無保険です。当分は日本に帰国した時に歯科医で治療を受けていたので大丈夫だったのですが、今年に入り前歯が一本、半分以上折れて崩れてしまいました。よりによって前歯が折れるとは、ショックで落ち込みましたが、そんな暇はなく無保険でどうすればいいのかとにかく調べると無保険でも一回の治療50ドルで見てもらえる歯科医を発見しました。が、そこに行くには市に申請書をだし、順番が来るのを待たねばなりませんでした。 市の職員も対応が冷たく、半年以上はかかるよと言われ絶望しましたが、二日後には歯科医に来るように言われました。 そこは私のような保険がない人がくる医療機関でした。施設はきちんとしていましたが、先生がボランティア、もしくは歯科大学生など毎回違い、日によってはひどい目に会うこともありました。 さらにこちらでは少しドリルを使うにしても麻酔を打ちます。 そして日本の信頼していた歯科医は虫歯はないと言われていましたが、そこでは6本あると宣告されました。 さらに!前歯がかけている部分はそこでは治療不可能と言われました。 結局、急いでいない6本を治療する事になり、なんども通いなんども麻酔を打たれボロボロでした。 前歯の見積もり(保険なしの場合)を他の歯科医にしてもらったところ、差し歯を作り入れるだけで1500ドル、さらに根管治療も必要だと言われるわ、奥歯の根元が炎症を起こしているわ、とショックな事を宣告されました。 炎症を起こしている奥歯は信頼していた日本の歯科医にしてもらったところでしたが、そこの治療がかなりいい加減だったようです。結局、前歯と奥歯でトータル50万円ほどかかるとわかり、アメリカでの治療は断念しました。 現在も私の前歯は半分ありませんし、笑いにくく話しにくいままですが、あと数ヶ月で日本に帰国できるので新しい歯科医を探し、歯を取り戻したいと思っています。本当に歯は大事です。